A)コンクリートのひび割れ部分から赤茶色の鉄錆が漏れている
コンクリート内に水が侵入し鉄筋を痛めている状況。
B)外壁のタイル、コンクリートの表面が浮いて膨らんでいる。
コンクリート内に水が侵入し、鉄筋の膨張が進んで外壁を膨らませている状況。
C)マンションの上階のバルコニーから雨水が垂れてくる。
上階バルコニーの防水層が劣化し、下階に雨水や散水が滲み出している。
A)シート防水のところどころに膨らみがある。
シートと躯体コンクリートの間に空気層や水層がある状態。シートの劣化も進んでおり近い将来破れる危険性がある。
B)防水シートのジョイント部分の接着がはがれている。
経年劣化、施工不良に起因する接着不良により、雨水侵入の危険性が高い。
C)シートの継ぎ目部分や端の部分に草が生えてきた。
防水層に穴が開いて、水が侵入し、それを栄養に草が生えた状態。草の根が伸びさらに防水層を破壊していく。
D)伸縮目地部分にひび割れがある。
伸縮目地が劣化により硬化したためにひび割れが生じた状態。
E)排水ドレン周辺の防水層が劣化し、ひび割れがある。
ドレン周りの清掃が不十分なため、枯葉や砂塵が詰まり、常時水たまり状態となっているため、防水層の劣化が一層進んだ状態。
A)天井の隅に雨水の侵入したシミがある。
水路の週末として漏れ出したところであり、必ずしもその上部が漏水箇所とは断定できないので厄介な現象。
B)サッシ周りの壁紙や、床にシミがある。
サッシ周りのコーキングの劣化(硬化)が進み、ひび割れが生じたため雨水が侵入している状態。
C)マンション中間層の部屋の天井から水が滴り落ちる。
上階の配管のひび割れによる漏水など、必ずしも雨漏りが原因ではないケースもある。