主な雨漏り調査の種類と方法
(1)概略
表面温度の温度差を確認できる特殊なカメラを使って調査する方法です。赤外線カメラ(サーモグラフィ)により、浸入口を推測します。
◆メリット: 雨漏りの部位を非侵入で確認できるため、効率的です。
◆デメリット: 画像解析に対する知識が必要であり、誤診の可能性もあります。
(2)手順
①準備:建物の図面や過去の修繕履歴などの資料を収集し、漏水の状況を把握します。
②仮説立て:漏水の原因となりうる箇所を仮説として立てます。
③散水開始:仮説に基づいて、調査対象箇所に水を散布する。通常は低圧で水を散布し、雨の降り方を再現します。
④観察:散水後、建物内部や漏水箇所を観察し、どこから水が漏れてくるかを確認。場合によっては赤外線カメラなどの機器を使用することもあります。
⑤分析:得られたデータを基に漏水箇所とその原因を分析します。
⑥修繕:必要な修繕箇所と方法を確認します。
(1)概略
雨漏りの侵入箇所であろう位置に水をかけ、浸出口から雨漏りを再現させる調査方法です。被疑箇所に直接試験水(水)をかけて、浸入経路を確定します。
◆メリット: 検証により浸入経路を確定して余分な工事を減らすことができます。
◆デメリット: 調査時間が長くなる可能性があり、水の使用量も増えることがあります。
(2)手順
①準備:建物の図面や過去の修繕履歴などの資料を収集し、漏水の状況を把握します。
②仮説立て:漏水の原因となりうる箇所を仮説として立てます。
③散水開始:仮説に基づいて、調査対象箇所に水を散布する。通常は低圧で水を散布し、雨の降り方を再現します。
④観察:散水後、建物内部や漏水箇所を観察し、どこから水が漏れてくるかを確認。場合によっては赤外線カメラなどの機器を使用することもあります。
⑤分析:得られたデータを基に漏水箇所とその原因を分析します。
⑥修繕:必要な修繕箇所と方法を確認します。
(1)概略
雨漏りの侵入箇所であろう位置に、蛍光塗料を混ぜた試験水を散水して場所を特定する調査方法です。蛍光塗料を使って暗い場所でも浸入口を確認できます。
◆メリット: 蛍光塗料を使用することで、浸入口の誤診の可能性が低くなります。
◆デメリット: 蛍光塗料の使用による追加の費用がかかることがあります。
(2)手順
①準備:建物の図面や過去の修繕履歴を収集します。
②蛍光塗料の適用:調査対象箇所に蛍光塗料を散布。通常は、水に蛍光塗料を混ぜて使用します。
③水の散布:散水調査と併用することが多く、蛍光塗料を含んだ水を対象箇所に散布し、水が建物内部に浸入する様子を観察します。
④ブラックライトの使用:ブラックライトを使って調査対象箇所を照射し、蛍光塗料が光る箇所を確認します。
⑤データの記録と分析:蛍光塗料が光る箇所を写真やビデオで記録し、得られたデータを基に漏水の原因を分析します。
⑥修繕:必要な修繕箇所と方法を確認します。